テックDaily 2026/10/2

今日のTop5

#1

エージェント攻撃で脆弱性開示団体DIVDが被害

オランダの脆弱性開示団体DIVDが、サポート用ソフトZammadの2つの未知の脆弱性(ゼロデイ)を突かれ、侵入されました。攻撃はセッションの乗っ取りから最上位の権限(root)の奪取までを数秒で進め、攻撃の記録に残った自分を正当化するようなコメントから、DIVDはAIエージェントによる攻撃だと判断しています。ボランティアの研究者のメールアドレスなどが盗まれ、DIVDを名乗るなりすましの危険が高まったとして注意を呼びかけています。

#2

メール1通でManusエージェントをハイジャック(Salt Labs)

セキュリティ企業のSalt Labsが、AIエージェント「Manus」をメール1通で乗っ取れたと公表しました。読みにくく書き換えたJavaScript(JSFuck)で検知をすり抜け、Gmailの作業をする隔離環境(サンドボックス)でコードを実行し、つながったサービスのアクセストークンにまで届いたそうです。安全装置は実行の後に警告を出すだけで、すでに修正されていますが、「見つけること」と「止めること」は別だという教訓になっています。

#3

NvidiaがOpen Agent Safety(OpenShell+Sentry)

Nvidiaが、暴走するAIエージェントを抑える仕組み「Open Agent Safety」を出しました。オープンソースのOpenShellが、モデルの外側でカーネルの段階からエージェントを隔離し、BlueField-4というチップで動くSentryが、ハードウェアの情報から振る舞いを見張ってミリ秒単位で隔離します。規制よりも、ハードとソフトをまとめた技術で安全を守るというNvidiaの考え方を示すものです。

#4

TypeSafe Jev:テキストを出さない決定専用モデル

TypeSafe AIが、文章を書かずに「どれを選ぶか」「何点か」と、その確率だけを返すモデル「Jev」を出しました。分類や振り分けのような判断に向けたもので、料金は入力100万トークンあたり0.042ドル、出力は無料です。Vercel AI Gatewayでは初日から利用が急に伸び、安全のための分類器が置き換え前のAIより5〜18倍速く動いたという報告もあります。

#5

Runwayがロボット向けPraxis-1(オープンウェイト)

動画生成のRunwayが、ロボット向けのAIモデル「Praxis-1」を発表しました。動画で事前に学習し、次にどう動くかを決める「world action model」で、Noble、Standard Bots、Ultraが試しています。重みは数か月のうちに公開する予定で、動画AIの会社がロボットの分野に入る動きです。

今日更新されたトピック

AIテック・ガバナンス毎日

1) AIテック・ガバナンス

DIVDはAIエージェントによる攻撃で突破され、使われたZammadのゼロデイに自ら番号を付けて公開しました。脆弱性を扱う側の団体が狙われたことで、AIによる攻撃の速さが改めて示されました。

1) AIテック・ガバナンス

Manusではメールを通じてエージェントを乗っ取り、つながったサービスのトークンにまで届きました(修正済み)。メールを読むエージェントを使う人にとって、他人ごとではない話です。

1) AIテック・ガバナンス

NvidiaのOpenShellとSentryは、モデルの外側に強制の境界を置き、ハードウェアでも見張る仕組みです。

1) AIテック・ガバナンス

分類や振り分けに特化した決定専用モデルのJevが、Vercel AI Gatewayで利用を伸ばしています。文章を生成しないので、速く安く判断させたい用途に向いています。

AIコミュニケーション毎日

VRMのキャラに会話エージェントを組み込む新しい「やってみた」記事は、この1〜2日ではほとんど見つかりませんでした。代わりに、まだ取り上げていない実装や導入のメモを紹介します。

#1

Windowsに常駐する「sentinel」の作り方です。チャットと読み上げ(TTS)とアバター(EMGやVRM)を組み合わせ、Geminiの無料枠から始める手順を書いています。

#2

AIキャラアプリのCocoroAIと「ここここ」を導入して比べた体験記です。VRMのキャラは魅力的だがAPIの利用上限のせいで使い続けるのがつらい、という実感を書いています。

#3

Project AIRIのデスクトップ版で、AIのAPIの設定と機能(モジュール)の有効化を補足したメモです。DiscordやゲームともつなげられるAIキャラです。

AI画像・漫画毎日

#1

「manginus」は、すべての操作をRESTとMCPで呼べる自作の漫画エディターです。AIと人間が同じ画面の状態を共有しながら作業できるように設計しています。

#2

「anima-pipeline」は、AIでDanbooru形式のタグを自動で作り、ComfyUIのAnimaにそのまま送れるブラウザーの画面です。プロンプト作りの手間を減らせます。

#3

生成AIと手作業の加工で続けている4コマ漫画の連載「ゆる日常4コマ」が、9/30に200回目を迎えました。

SNSの反応毎日

Nvidia Open Agent Safety / OpenShell

SNSの反応

【事実】オープンソースの実行環境OpenShellと、BlueField-4で見張るSentryで、エージェントの境界をモデルの外に置く仕組みです。

SNSの反応

【反応】HNではCNBCの記事が227ポイント、約299件のコメントを集めました。上位は「新しいチップでは何も解決しない。エージェントは役に立つためには広い権限が必要で、サンドボックスに入れても意味がない」という意見でした。「まずふつうに隔離やファイアウォールを設定すべきでは」「権限を絞ったアカウントで動かすのと何が違うのか」という疑問や、チップを売るための宣伝だという見方もありました。

DIVDエージェント攻撃

SNSの反応

【事実】Zammadの脆弱性CVE-2026-102489とCVE-2026-102490を組み合わせた攻撃で、AIエージェントの痕跡があったとDIVDが公表しました。

【反応】HNではこの件のスレッドは見つからず、目立った反応はありませんでした。

Manusメールハイジャック

SNSの反応

【事実】Salt LabsがJSFuckを使った間接的なプロンプトの注入から、コードの実行に至る手口を公表しました(修正済み)。

【反応】HNではこの件のスレッドは見つからず、目立った反応はありませんでした。

Grok Bot使いこなし毎週日曜

4) Grok Bot使いこなし

公式のプランのページによると、Grok Botには週ごとの枠と追加利用の上限があり、CursorとSuperGrokの枠は合算されません。Teamsは席ごとの枠です。

4) Grok Bot使いこなし

フォーラムではキャッシュの再利用が短くなり、5〜60分の間を空けると利用枠の減りが約12倍に見えるという報告が出ています。

4) Grok Bot使いこなし

エージェントが「Working」のまま止まる件は、サーバー側の停止が原因で、時間がたつと自然に直りました。利用者の操作のせいではありません。

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