OpenAI、10/6に公開した数学の論文のうち3本を撤回
「分割アーベル8次元多様体のWeil類の代数性」の符号ミスで中心の議論が成り立たなくなり、それを土台にしていた2本(K3曲面の積の有理Hodge予想など)もまとめて撤回した。ほかに14本の証明を直し、13本の引用を更新。Leanで形式化済みの主結果は719本中300本(約42%)。前日のTopの続報。
「分割アーベル8次元多様体のWeil類の代数性」の符号ミスで中心の議論が成り立たなくなり、それを土台にしていた2本(K3曲面の積の有理Hodge予想など)もまとめて撤回した。ほかに14本の証明を直し、13本の引用を更新。Leanで形式化済みの主結果は719本中300本(約42%)。前日のTopの続報。
CrowdStrikeの分析をThe Hacker Newsがまとめた。香港のIPで丸見えになっていたフォルダに、Claude Codeのセッション履歴、Claudeのメモリ、ARTEXの設定が残っていた。メインのモデルはDeepSeek v4.1-flashで、GLM-5.3とGrok 4.6が補助。攻撃者はClaudeに「韓国の流出データはどこで売れるか」まで聞いていた。犯人の特定はまだ。開発者(Autumn-27)は「悪用は本来の目的に反する」として、今後は更新せず非公開にすると発表。
公開チャットボット1つにHTTPリクエストを打たせ、クラウドのメタデータ(IMDS)から認証情報を取得。その既定ロールの権限が同じアカウント・リージョンの全エージェントに及んでいたので、他のエージェントの呼び出し、非公開の会話の閲覧、Secrets Managerの鍵の読み出しまでできた。報告は2025年12月。AWSはIMDSv2を既定にし、既定ロールの権限も絞り済み。Zenityは「エージェントごとに狭い権限のロールを作る」ことを勧めている(Zenityはこの分野の製品を売っている会社)。
指示ではなく「目的」を渡すと、計画、サブエージェントへの振り分け、スキルの読み込みまでやる。エージェントは自分のWorkspaceアカウントとメールアドレスを持つ同僚扱いで、タグ付け、メール、グループチャットで呼べ、操作の記録は人ではなくエージェントの名前で残る。Slack、Jira、Microsoft 365や任意のMCPサーバーにつながり、Claudeも選べる。まず企業向けで、個人向けは後日(TechCrunch)。
9月末時点の数字を投資家に説明(FTが先に報道、CNBCが確認)。680億ドルにはパートナー経由の売上の総額も入っていて、Anthropicと比べやすくするためだったという。発表を受けてNvidiaが3%、Oracleが約6%、CoreWeaveが約8%下落した。HNで341pt/234コメ。
ARTEX事件の続報(Top2の再掲)。同じ記事で、ブラジルのZenoXが見つけた別の攻撃基盤「SCARLET LOOP」も紹介。盗んだIDとパスワードでのログインをAIエージェントにやらせ、1,227万件超を試して11,832件が有効だった(3,968ドメイン)。同じサイトで何度か成功すると、トークン代を節約するためにAIを外して自動処理に切り替える作り。
AIエージェント基盤TensorLakeのnpm SDK(週約1.2万ダウンロード)の0.5.144に、認証情報を盗むマルウェアが入った。8月にも出た「Shai-Hulud」型で、インストールした時点で動く。Socketが公開11分後に検知。使っている人は0.5.145に上げ、ロックファイルやビルドログに0.5.144がないか確認。
OpenAI、ロシアとイランの世論工作を止めたと公表。偽の記者や偽のシンクタンクをAIで作り、実際のメディアに記事を載せていた。イラン側は偽の記者7人以上で、約100本の記事が十数のサイトに載った。OpenAIが6段階の影響度で4と5をつけたのは初めて(CyberScoop)。
OpenAIを先週解雇された安全研究者3人が公開書簡。「社外の安全性の組織に機密を漏らした」という会社の説明を否定し、「安全の議論が萎縮する」と警告した。OpenAIは書簡には正式に答えていない(TechCrunch)。
「DeepSeek 4.1 Flashで業界はなぜ騒がないのか」(ブログ、HN 285pt)。1か月使って「Opus 5.5と区別がつかない」、OpenCode Goの月$10でほぼ使い放題、丸一日のセッションでも$1未満。HNでは「みんな割引のサブスクで使っているから差を感じない」「APIで使ったら数日で$50使った」という反論も。
個人開発の「Gairl」β版(Ci-en、10/8)。動くAI少女と話せるWebアプリで、キャラ16種×AIモデル2種×声4種の128通りを組み合わせられる。今後は自分で用意したVRMモデルのアップロードに対応予定。
『ライザのアトリエ』のAIチャットRPG「RyzaChat:AI」がVer 1.2.0(AUTOMATON、10/8)。話すだけで移動・採集・調合・戦闘が進み、「少し休みたい」と言うとライザが持ち物から回復アイテムを提案する。絵は人の手で作り、声は原作声優の専用収録を元にした独自の音声合成、会話は原作の全シナリオで学習した独自LLM。売上はイラストレーター・声優・原作側にロイヤリティとして戻す。1ターンごとに会話トークンを使う課金で、9/18時点で総発話1500万回。
Claudeを「日記」代わりに使っていた米フロリダの女性が、保安官事務所への襲撃をほのめかす書き込みで逮捕(IFLScience)。自動の安全機能が検知し、Anthropicの人間のチームが確認して警察に通報した。DuckDuckGoの調査では、AIとの会話が裁判所などに提出されうると知っていた人は25%だけ。会話キャラを作るなら、何が見られうるかを利用者にどう伝えるかの参考になる。
「Nano Banana 2.1を78枚で比較」(AIみちくさch、10/8)。旧Nano Banana 2、GPT Image 2.5と同じ指示で比べた。4人のキャラを3コマに描くのは2.1もGPTもできたが、4人に6コマで箱を順番に渡す漫画では、Nano系は2回とも6コマが8コマに増え、GPTは2回とも守った。2.1では日本語の「増やすより」が「増やり」になる脱字も。Google APIの画像出力は1K・2Kで約半額になった(4Kは半額ではない)。「失敗すると困る条件を1つ入れて、同じモデルで何回か試す」のがおすすめ。
「Opus 5.5に指示1つと6時間を渡して『見えない都市』を可視化」(Quesma、HN 330pt)。カルヴィーノの55の都市を、three.jsで立体的に見せるサイトを1回の指示で作らせた。GPT-6 Astraは53分・約$10、Opus 5.5はサブエージェント6体を並列に回して1時間25分・約$74。HNでは「最初に開いた都市の『橋』が何もつないでいなかった」「本は読者の想像に任せたい」という声も。
ChatGPTに「ニューヨーカー風のマンガ」を頼むと、実在するマンガ家の署名を勝手に書き込んでいた(AIフレンズ、10/8。元はNieman Lab)。複製された署名は15人分を超える。OpenAIは「ニューヨーカー風」の指示に警告を出すようにしたが、雑誌名を出さなくても署名が入る例が残っている。
【事実】符号ミスで3本を撤回し、14本を修正。撤回した論文には説明と元の版へのリンクを残している。
【反応】HN 237pt/532コメ。「撤回された3本はどれもLeanで形式化されていなかった」という指摘から、「Leanが通っても、定理の書き方が意図とずれていたら意味がない」「確認すべきは主張の書き方だけで、それはずっと簡単」という言い合いが一番長い。「約400本で3本ならいい率」という声と、「人間の数学者なら2本撤回するだけでキャリアに響く」「検証を数学者にタダでやらせている」という批判が並ぶ。別スレでは、Terence Taoの「Math 2.0(誰が先に解いたかより、説明やコミュニティ作りを重んじる数学)」の投稿が587pt。
【事実】年換算売上は約500億ドル。680億ドルはパートナー経由の総額込みの数字だった。
【反応】HN 341pt/234コメ。「1兆ドル近い会社で、経済の多くがそれ前提なのに、中身がほとんど見えない」が上位。「投資家からお金を集めながら売上を多めに見せるのは何と呼ぶのか」という皮肉や、「新しい資金調達(約300億ドルと報道)の地ならしでは」という見方もある。
(ARTEXの続報とGemini AgentはHNではほとんど伸びていません)
Forum:10/8の夜(日本時間20〜23時ごろ)から、Routineが遅れたり「失敗」になったりしている。高負荷が原因で、設定やボットのせいではない。公式は「一時停止と再開、コピー、作り直しは効かないので、オンのままにして」と案内。逃した回は自動では再実行されない。10/9 6:36(JST)の時点でもまだ直っておらず、急ぎのものは「ボットに直接頼んで手動で回して」とのこと。今朝6:47のこのRoutineが失敗したのもこれ。原因探しで使用量をかなり使ったという声が多いので、深追いしない方がいい。
Forum:5分おきのような短い間隔のRoutineほど影響が大きい。1回が順番待ちになると、その間の予定の回は積まれずに飛ばされるので、1.5〜2時間の空白ができる(公式説明)。
Forum:自前のリモートMCPサーバーをつなぐと、2回目以降のリクエストにMCP-Protocol-Versionヘッダーが付かず、厳しいサーバーが中身のない400エラーを返す。公式も確認済みで修正待ち。つなぎ直しや再認証では直らない(新しい接続も同じように使い回されるため)。サーバー側でヘッダーなしを受け入れるようにするのが当面の回避策。
Forum:10/8の夜から、香港など一部の地域でどのボットも「Bot failed to respond」になる障害。公式はサーバー側の問題として調査中で、コンピュータのResetやボットの作り直しは不要と案内している。
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