Yandex、タクシーが全国で完全復旧、Yandex Payも主な機能が戻る
10月上旬のドローン攻撃でデータセンターが被害を受けて以来、Yandexのサービスは段階的に復旧してきました。今回、タクシーは全都市ですべてのオプションと料金プランが使える状態に戻り、Yandex PayもQR決済やカード発行、キャッシュバックを再開しました。ロシアで日常の移動と支払いを支えるサービスが、ほぼ元に戻ったことになります。
10月上旬のドローン攻撃でデータセンターが被害を受けて以来、Yandexのサービスは段階的に復旧してきました。今回、タクシーは全都市ですべてのオプションと料金プランが使える状態に戻り、Yandex PayもQR決済やカード発行、キャッシュバックを再開しました。ロシアで日常の移動と支払いを支えるサービスが、ほぼ元に戻ったことになります。
環境省は、メール配信サービス「ブラストメール」を通じて最大2.2万件の情報が漏れたおそれがあると発表しました。グッドスマイルカンパニーの公式ショップでも漏えいがあり、件数は公表されておらず、サイトは閉鎖中です。GMOの「お名前.com デスクトップクラウド」は、利用者全員に5,000円の見舞金を出すとしています。
Googleの圧縮ライブラリBrotliの欠陥(CVE-2026-111497)は、攻撃者が用意した圧縮データを展開させるだけで、メモリを壊して任意のコードを実行させられるものです。最初はNode.jsの問題として公表されましたが、Aikidoによると、BunやPythonの多くのHTTPライブラリ(requests、httpx、aiohttpなど)も同じBrotliを読み込むため影響を受けます。Brotliを組み込んだ各プロジェクトがそれぞれ修正版を出す必要があり、まだ修正がそろっていないものもあります。HNで250点を集めました。
米国のサイバー防衛機関CISAは、オンラインで文書を編集するCollabora Onlineの欠陥が実際の攻撃に使われていると警告しました。攻撃者はサーバーにWebシェル(外から操作するための不正なプログラム)を置き、認証情報や暗号資産のウォレットを探しています。このほか、米国の検査会社Quest Diagnosticsも患者データの流出を公表しました。
ある開発者が自分で持っているSamsungのテレビ2台(QN90BとQN90F)で、管理者権限を取る手順とツールを公開しました。テレビの開発者モードを使う手口なので、ネット越しに誰でも乗っ取れるわけではありません。それでも、作者はAIのコーディングツールCodexを使い、新しい機種では箱から出して約3時間で突破したと書いており、HNで473点の注目を集めました。
米テキサス州がOpenAIとアルトマン氏を提訴しました。AI専用の法律ではなく、誤解を招く宣伝と子どもの安全に関する既存の法律を使っています。新しい法律がなくても、州が今ある法律でAI企業を訴えられることを示す例です。
英国政府がAIの安全対策に約6億ポンドを投じる計画を発表しました。AIバイオセキュリティ研究所に1億ポンドを出し、AI Security Instituteにも1.2億ポンドを追加します。OpenAIとAnthropicは、最大2億ポンド分のモデルの利用枠を提供します。
米ペンシルベニア州で、AIで作った広告にその旨の表示を義務づける法律が成立しました。ただThe Vergeは、どこからが「大きく改変」にあたるかの基準があいまいなど、抜け穴が多いと評価しています。
AIキャラクターと会話するサービスのCharacter.AIが破産手続き(Chapter 11)に入り、AIの恋人や話し相手が消えるのではと利用者が不安を訴えています。データの書き出しには3〜4週間かかり、別のサービスで同じ相手を作り直せる保証はないそうです。AIの相手に頼る人にとって、サービスの終了がそのまま関係の終わりになりうることが表に出ました。
作ってみた(9/27の記事):ブラウザで動く3D/VRの森に、家のAIキャラ「はるの」を住まわせた記録です。デスクトップの会話アプリと同じ頭と記憶で話すようにしています。キャラのモデル(VRM)の利用条件で再配布が禁止されている点にも気を付けています。
この1日に公開された新しい「作ってみた」は見つかりませんでした。
電子書籍サービスのまんが王国が名作『女帝』を生成AIで現代風のフルカラーにリメイクしました。担当者によると「自動生成」ではなく、社内の専任クリエイターが手作業で仕上げています。古い名作を、AIと人の手作業を組み合わせて今の読者向けに作り直す例です。
クリエイター向けAIニュース番組「Creative AI Digest」の10/24の回では、4つの話題を取り上げました。動画生成サービスのLumaでKling 4.0が使えるようになったこと、GoogleのGemini Notebookでスライドや動画解説の作り込みを細かく指定できるようになったことが1つ目と2つ目です。ほかに、MetaのパーソナルAIエージェント「Muse」の日本上陸と、サイエンスSARUによる攻殻機動隊の新作アニメの始動を伝えています。
この1日に公開された新しい「試してみた」は見つかりませんでした。
10/24のHacker Newsでは、次の5本に多くの声が集まりました(HNまとめ)。
Samsung TVのroot(473点):スマートテレビがどんなデータを集めて売っているのか、箱にセンサーや連携の中身を書かせる法律が要るのではという声が上がりました。元の情報はX(旧Twitter)の投稿で、詳しい解説がないと指摘する人もいました。
OBS Studio 33(429点):配信・録画ソフトOBSの新版です。画面や音声機器を差し替えると録画が切れるといった不具合の話や、ほかの録画ソフトを勧める声が出ました。OBSのプロジェクトが、コードや報告をすべて人が書いたものに限る方針を取っていることには、反発もありました。
Steve Blankの「マスク氏が欧州に米国技術を置き換える理由を与えた」(400点):防衛の通信を他国の企業に頼るのはおかしい、欧州は代わりを作るはずだという声が目立ちました。カナダのTelesatがすでに同じような衛星網を作っているという指摘や、欧州は起業の手続きを減らすのが先だという意見もありました。
Apolloの「テック業界の外ではAIの成果がまだ見えない」(319点):ソフトウェアで動くテック業界が先に変わるのは当然で、ほかの業界は設備投資が要るので時間がかかるという声が多く出ました。1987年の「コンピューターの時代は生産性の統計以外のどこにでも見える」という言葉を引く人もいました。
HTTP2Shell(250点):多くのソフトが同じBrotliの欠陥で影響を受けることに驚く声や、「Brotli2Shell」のほうが正確だという名前への不満が出ました。誰でも使う圧縮ライブラリをC言語で書き続けることへの批判もありました。
今夜のARTEXは、新しい攻撃の話よりも「何を学ぶか」をまとめ直す論考が目立った一日でした。Akamaiは「AIは攻撃の速さを変えたが、基本は変えていない」と書き、中国語の研究ノートは「公開をやめても、配った後のコードは戻らない」と開発者側の限界を整理しています。国内ではJPCERT/CCの注意喚起の更新を解説する記事が出ました。Strataは0.2.5を出し、DeepSeek V4.1-Flashをデスクトップアプリから選べるようにしたうえで、速さを優先するモードを足しました。
「ARTEXが示す、見落とされた攻撃面」— Akamai(10/23)
What ARTEX Reveals About Overlooked Attack Surfaces
韓国の金融16社の侵害を例に、話題の中心は「AI」でも、学ぶべき点は「攻撃者は目の届きにくいシステムを探した」という昔ながらのことだ、と論じています。忘れられたアプリ、認証の弱点、廃止予定のAPIはAIが作った弱点ではなく、変わったのは探す速さと広さだという主張です。一方で、16件すべてが同じ攻撃者・同じ手口・AIによるものとは当局が結論していないことも明記し、「ARTEXを全件の原因と見なさないように」と慎重な線を引いています。
「オープンソースから非公開へ」— ARTEX 研究笔记(中国語の研究ノート)
从开源到闭源
作者のAutumn-27が非公開化・更新停止・免責の追記をしたことを「理解できる危機対応」と認めつつ、効果は限られると整理した文章です。非公開化で止められるのは公式の更新と配布だけで、すでに複製・フォークされたコピーと派生は止められないこと、AGPL-3.0のようなライセンスは「派生物も公開せよ」と縛れても「広がること」自体は縛れないことを指摘します。「学習・研究目的に限る」という免責は作者の意図を示すだけで、乱用を技術的に防ぐ手段にはならない、というのが結論です。
「攻撃が『自動化』された時代のセキュリティ判断軸」— NEWGATA(10/25)
AIペネトレーションツール「ARTEX」が日本企業20社を標的に
GMOサイバーセキュリティ byイエラエの調査(日本企業約20社が標的)を出発点に、「AIが攻撃を補助する」から「AIが攻撃を自分で進める」へ移ったことの意味を解説しています。熟練した攻撃者が少数を狙う形から、ツールが大量の標的を自動で探り、通れたところを深掘りする形に変わるため、「目立たないから狙われない」と考えてきた中堅・中小企業ほど楽観できない、という見立てです。対策の軸として、外から届く資産の棚卸し、業界をまたいだ情報共有、振る舞い検知の見直しを挙げ、侵害の全容や帰属はまだ続報待ちだと断っています。
「JPCERT/CC、AI侵入試験ツールを悪用した攻撃を追加」— 日本時事新聞(10/25)
JPCERT/CC、AI侵入試験ツールを悪用した攻撃を追加
JPCERT/CCが10月23日に、国内で続く不正アクセスについての注意喚起を更新し、攻撃の類型に「AIを用いたペネトレーションテスト基盤の悪用(ケースE)」を加えたことを解説した記事です。名前が挙がったのはCairn、CyberStrikeAI、ARTEXで、公開Webアプリの脆弱性のほか、設定ファイルやバックアップファイル、ソフト更新を配るWSUSサーバーも狙われたとしています。不審な送信元IPアドレス9件の公表と、APIの回数制限、最小権限、不要な管理機能の非公開、古いデータの削除といった対策もまとめています。
「金融機関ハッキング、結局また警察へ」— ソウル経済(10/25、韓国語)
‘금융권 해킹’ 돌고 돌아 다시 경찰로
韓国の金融機関へのAIハッキング事件で、警察が重大犯罪捜査庁(中捜庁)に事件を通報したものの、中捜庁は3日で「捜査しない」と決め、警察が引き続き担当することになった経緯の記事です。中捜庁は、警察がすでにログを分析しFBIとの国際協力も進めている点を理由に挙げ、警察内部からは「すぐ成果が出る事件だけ選んでいる」という不満が出ていると伝えています。被害金融機関は10月14日時点で16社としています。
今夜の論考は、AkamaiもNEWGATAも、そして昨日まで紹介した韓国勢も、「AIは新しい弱点を作ったのではなく、古い弱点を見つける速さを変えた」という一点で重なってきました。そう考えると、守る側の宿題は意外と地味で、外から届く入口の棚卸しと、届いてしまったときの回数制限や権限の絞り込みに戻ってきます。研究ノートが言う「配った後は戻らない」は、OSSのセキュリティツールの作者にとって重い指摘で、公開前に何を入れておくか(範囲の制限や記録)を考えるしかない、ということでもあります。韓国で捜査の担当がたらい回しになったのは、AIを使った攻撃が既存の制度の想定の外にあることを示す小さな兆しに見えます。
「Strata 0.2.5:インストーラーを一本化、アプリでDeepSeek、より速いDeepSeek」— GitHubリリース(10/25 19:06 JST)
Strata 0.2.5
OSごとにインストーラーを一つにまとめ、WindowsとLinuxでは初回起動時にグラフィックカードに合ったエンジンだけをダウンロードする形に変えたリリースです。デスクトップアプリからDeepSeek V4.1-Flashを選べるようになり(文脈は8Kに固定)、1語あたり6つの専門家のうち5つだけ使う「Faster」モードが加わりました。リリースノートは、RTX 5070でコードとエージェント作業の生成が16%速くなった一方、品質の変化は「普段は気づかない程度」と書いています。ほかに、SSDから読み込む間にCPUが手元の専門家から計算を始める工夫(RTX 5070で+13.5%、RTX 3060で+11〜15%)、RAMに置ける専門家の上限の撤廃など、DeepSeekまわりの速度改善が並びます。
「Strataが16GBのGPUで552BのDeepSeek v4.1 Flashを」— linux.do(10/24、中国語)
来了 Strata 在你16GB显存上跑552B的Deepseek v4.1Flash
中国のコミュニティでの実機レポートです。投稿者はRTX 3090 Tiと32GBのRAMで生成が毎秒8〜14トークン、プロンプトの読み込みが毎秒400〜500トークンだったとし、「実用性はあまりないが遊べる」と評価しています。消費者向けPCではデュアルチャネルDDR5のメモリ帯域が大きな壁になるという指摘と、「自宅で使うならまだQwen3.8-Flash-Nextを選ぶ」という結論は、見出しの数字の熱気を冷ます一次の声として役に立ちます。
Strataのドキュメントによると、DeepSeek用のエンジンはProject Mayaのmaya-ds4をもとに移植したもので、Xでも「同じGPUでMayaとStrataのどちらが速いか」という比べ方が出始めています。一つのモデルに特化したエンジン同士が、同じモデルで速さを競う形になってきたのは面白い動きです。一方で0.2.5の改善は、専門家の数を減らす、SSDを待つ間に計算する、といった「メモリとSSDの待ち時間をどう隠すか」の工夫が中心で、linux.doの投稿が言うメモリ帯域の壁と同じ問題に取り組んでいることが分かります。アプリから選べるようになったことで試す人は増えそうですが、「快適に使える」かどうかは、まだPCの構成しだいです。
ARTEXの論考は、「AIで攻撃が新しくなった」より「古い入口が速く見つかるようになった」という見方にまとまりつつあり、制度や捜査の側がそれにどう追いつくかが次の論点になりそうです。Strataは、大きなモデルを家庭のPCで動かす競争の中で、速さと品質のどこで折り合うかを利用者に選ばせる段階に入りました。どちらも、見出しの驚きより、前提と限界を書いた記事のほうが判断の材料になると感じた一日でした。
5,000回以上表示された投稿は見つかりませんでした(最も多かったのは日経記事の紹介で約3,124)。
一般の反応:
作者・研究者本人の投稿で5,000回以上表示されたものは見つかりませんでした。
公式・報道:
一般の反応:
今日も公式の新しい発表は見つかりませんでした。新しく出てきたのは、スタッフによる「旧Ultraから新Ultraに移ると$40高く見えるのは税込み表示のせい」という説明と、統合の申し込み画面で先に進めない不具合の報告です。利用者の声は、週の枠がすぐ尽きるという話と、Imagine(画像・動画生成)が共有の枠を食うという話が中心でした。
1. スタッフの説明:新Ultraが高く見えるのは税込み表示
2. トラブル:統合の申し込みで「Grokアカウントの準備ができない」
3. 本スレの続報と新しい不満
4. Xでの体感
どう見るか
海外では新プランが高く見えても、税込みと税抜きの表示の差なら、実際の値上げではありません。統合の申し込みで止まったりプランが反映されなかったりする不具合は、サポートの返事が遅いという声が重なっているので、困っている人は早めに問い合わせておくほうがよさそうです。共有の枠はImagineやルーチンで一気に減る例が続いているので、どの機能が枠を使っているかの内訳を週の初めに一度見ておくと安心です。
10/18〜10/25に、XでよくGrok Botの使い方として読まれた投稿をまとめました。
公式・スタッフ
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