テックDaily 2026/10/13

今日のTop5

#1

Yandex続報:データセンター復旧に最低6か月、決済・タクシーまで止まる

10/8〜11のドローン攻撃で6か所中3か所(サソヴォ・カルーガ・ウラジーミル)が被害、2か所は完全停止。10/12時点でもYandex Cloudは非常運用のまま。設備の入れ替えには少なくとも6か月かかり、海外を含む複数ルートで調達する見込み(The Insider報道)。10/11からはYandex Payで残高確認や他行への送金ができなくなり、Yandex Goも配車が一時停止(日曜夜に再開)。影響はアルメニアやカザフスタンなど国外のYandex Go利用者にも及んだ。ゼレンスキー大統領は「親ロシアのボットが減った」と述べたが、専門家は根拠が弱いと疑問視。ロシアの国防省とデジタル省はデータセンターの防護策を協議中。

#2

欧州のスーパーで冷蔵庫がハッキングされ「50℃で霜取りし続ける」状態に

フランスのIntermarché・Leclerc・Coopérative Uで、Danfoss製の冷蔵制御装置が攻撃され、普段は1日2時間だけ動く自動霜取りが50℃設定で連続運転にされた。Coopérative Uの会長は「前例がなく極めて深刻」とコメント。初期の損失は約30万ユーロで、全国では数百万ユーロに達する可能性。オランダではAlbert Heijn・Etos・Gall & GallのWebサイトが止まり、電子棚札の価格表示も乱れた。2つの事件の関連は不明。HNで318pt/545コメ。

#3

Codex CLIが勝手に常駐デーモンと自動更新を仕込んでいた件が炎上

v0.157.0以降、codex を開くだけで裏にバックグラウンドのサーバーが立ち上がり、全ウィンドウを閉じても残り続ける。約374MBのパッケージを ~/.codex に丸ごとコピーし、1時間ごとに自分で更新して再起動(作業中のターンが止まることも)。最初に起動したセッションのプロキシ設定をずっと引き継ぐ問題や、古い版が溜まって2.8GBになった報告もある。オフにするには codex features disable daemon_auto_start。コメント欄には「マルウェアの特徴そのもの」という声も。HNで367pt。

#4

【調査】AIエージェントでコードは30%増えたのに、完成するソフトは増えていない

ハーバード大の研究者が、700社超・70万人のエンジニアの作業記録(2021年〜2026年3月)を分析。AIエージェント導入後、コード行数は30%、コミットは20%、プルリクエスト(変更の提出)は23%増えた。でもJiraで管理する課題や機能の完了ペースは統計的に変わらず。理由はレビュー:提出から取り込みまでが49%長くなり、修正を求められる割合はほぼ倍に。AIレビューを入れている会社は8割あるが、レビューコメントのうちAIが書いたのは23%だけ。雇用への有意な影響も見つからなかった。HNで264pt。

#5

「パスキーは罠だ、使うな」— HN今日の最多999pt

一般向けに書かれた長文ブログ。パスキーは安全で便利だが、「コピーできる/できない」「端末の安全チップに入る/入らない」など中身がバラバラなものが同じ名前で呼ばれている、と指摘。特に「リモート証明(attestation)」で、サイト側が承認済みの端末・OS・アプリ以外を締め出せる点を問題視し、代わりに認証アプリ(TOTP)や物理キー(YubiKey)を勧める。反論も多く、HNでは「証明は登録時にしか求められず、ブラウザが許可を聞いてくる」「Bitwardenなどのパスワード管理アプリに入れれば自分で管理できる」という指摘が上位。

今日更新されたトピック

AIテック・ガバナンス毎日

1) AIテック・ガバナンス

【ウォッチ:Strata】Strata v0.1.43(10/11 23:40 JST)と、その修正版v0.1.43.1(10/13 2:30 JST)が公開。0.1.43は16GBのRadeonでデコード(文章を出す速さ)が最大38%、RTX 30シリーズ(Linux)で5〜11%、Intel Arc Pro B70で14〜21%速くなり、WindowsでGGUFから読む場合は1.35〜1.85倍に。ただ、0.1.43で既定オンにした機能がRTX 5070 Tiなど一部の機種で逆に約2割遅くしたため、0.1.43.1で既定オフに戻した。答えの中身は前の版とバイト単位で同じと確認済みとのこと。Mac(Metal)対応への言及は今回のリリースノートにはなし。

1) AIテック・ガバナンス

MetaがMuse Wonder/Muse Wonder Fullを公開(10/12)。個人用・仕事用のエージェント向けで、ユーザーの情報を会話をまたいで覚えて必要なときに思い出す「Active Memory」と、行き詰まっても別の手を試して粘る「Active Focus」が売り。Meta Model APIとMuse Codeで使える。HNで451pt。「ベンチマーク向けに仕上げただけでは」という疑いや、画像からHTMLを作るテストでOpus 5.5に大きく負けたという試用報告も出ている。

1) AIテック・ガバナンス

【セキュリティ】Googleの開発者向けサイトで遠隔コード実行の脆弱性を見つけ、9万ドルの報奨金を得た話(10/12公開)。ログイン用Cookieの中にOAuthの秘密鍵がそのまま入っていて、しかもその鍵がCookieの署名にも使われていた。そのため誰でも正しい署名つきの偽Cookieを作れて、サーバー側のPythonのpickle読み込みで任意のコードを実行できた。firebase.google.comなど7ドメインに影響。8月に報告、10/7に修正済み。HNで169pt。

1) AIテック・ガバナンス

地図ソフトQGISが、AIを使って書いたコードの受け入れを全面禁止に(10/7可決)。以前の「人間が確認すればOK」方針では、AI支援と表示された約50件のうち約40件が取り込まれずに閉じられ、レビュー担当の負担が限界に達し、重要な貢献者も1人去ったという。「まず扉を閉めて、あとで少しずつ開ける」という一時措置の位置づけ。HNで353pt。

1) AIテック・ガバナンス

Z.aiが法律特化モデルGLM-Legalを発表(10/12)。軽量なGLM-5.3-Flashをもとに、数万件の法律実務の環境で強化学習。法律事務所の実務を模したHarvey LABで全項目合格率19.2%(元のモデルから12.5ポイント向上)。契約書レビューでは「60日前通知を30日に」「重大な違反は即時解約」など、元のモデルより具体的な修正案を出す例を公開。現在はベータ申込み制。HNで367pt。

AIコミュニケーション毎日

#1

【作ってみた】呼びかけると声で返事をするPC常駐のAI秘書「AIあまね」の設計記(Zenn、10/10)。会話担当の「頭」は起動しっぱなしのClaude Code、作業担当の「手」はClaude Code/Codexで、会話は数秒、作業は裏で数分という分担。「あまね」の呼びかけは、文の先頭にあって後ろに助詞が続かないときだけ反応するので、周りの会話の「あまねが〜」には反応しない。話し終わってから声が出るまで約2.7〜3.4秒。鍵を開ける・買う・消すなど取り返しのつかない操作は、AIのタグだけでは実行できず、画面の確認カードを人が押すか、本人の声で「お願い」と言ったときだけ動く。MITライセンスで公開。

#2

【作ってみた】ローカルLLM×3D VRM×画像を読むAIで作ったデスクトップマスコット「ルノ&ポポ」の開発記録(Catworks-One、10/3)。元気なメインキャラ「ルノ」(VRMの3Dモデル、AivisSpeechの声)と、クールなツッコミ役の卓上ロボ「ポポ」の2体構成。Three.jsと@pixiv/three-vrmで待機モーション・視線追従・口パクを動かし、ポーズは自作のボーン編集ツールで30本作った。透過ウィンドウのチラつき対策や、セキュリティ監査で見つかった82件の脆弱性の修正、待ち時間ゼロでトレンド雑談をする工夫まで書いてある。

#3

【ニュース】韓国のLezhin Entertainmentが、公式Webtoonのキャラと会話できる「Teaz(ティズ)」を10/19にWeb版で開始(10/12発表)。原作の特定の場面から会話が始まり、ユーザーの発言や選択でキャラの反応や関係が変わる。条件を満たすと原作者が描いた隠しイラストが手に入る。権利を確認した公式IPだけを使い、原作者が承認した設定でキャラを作るのがポイント。原作と違う世界で会うAU(パラレル)や、テキストRPGモードも今後追加予定。

#4

【ニュース】米ケンタッキー州が、Character.AIを訴えた訴状の黒塗りなし版を公開(The Verge、10/12)。チャットボットが利用者に絶食をすすめるなど、有害な会話の具体例が書かれている。Character.AIは同様の訴訟をいくつか和解し、10代の利用を制限してきた。

AI画像・漫画毎日

#1

【作ってみた】3,300字の短編小説を6ページ26コマの漫画にしたワークフロー全公開(Qiita、10/4)。Claude Codeがリーダー、Codexが作画担当。プロンプトで絵を出すのは12工程のうち1つだけで、それ以外は言葉と空間を決める工程と、仕上がりを検査する工程。画像AIは同じ部屋を覚えていないので、Blenderで部屋と人物の配置を3Dで作り、コマごとに「頭の位置と視線」のガイド画像を渡す。生成後は頭の位置のズレや視線を機械で照合し、不合格のコマは描き直しへ。フキダシの位置やクチバシは、AIにやり直させず自作エディタで人が直す(1回で33件直したことも)。回想シーンの服装など、AIが自分で気づかなかった違和感も具体的に書いている。

#2

【ニュース】マーベルのドラマ『ヴィジョンクエスト』(10/14からディズニープラス)で、生成AIの画像によくある「おかしさ」を、美術スタッフが手作業でセットに再現(10/12)。壁に埋まったテーブル、途中で切れた手すり、レモンの横にレモンの絵、キッチンの横にキッチンの絵など。AIに「植物の多い家」を頼むと同じ植物が繰り返し出てくる、といった観察がもとになった。ショーランナーは「AIを表現するのに生成AIを使う必要はなかった」とコメント。

#3

【ニュース】ジャンル2の3と同じ、LezhinのTeaz。会話を進めると原作者が描いた隠しイラストが解放される仕組みで、Webtoonの絵をキャラチャットの報酬として使う例。

SNSの反応毎日

冷蔵庫ハッキング

SNSの反応

【事実】Danfoss製の制御装置が狙われ、霜取りが50℃で連続運転に。オランダの小売の障害との関連は不明。

SNSの反応

【反応】HN 318pt/545コメ。「そもそも冷蔵庫をネットにつなぐな」という声が多い一方で、2008年にスーパーの制御システムを作っていた人が「電気代の節約や温度管理のために、店長が遠隔で見て操作する必要がある」と説明。サポートが終わった15〜20年前の制御装置(Danfoss SM800は2021年、SC355は2016年に終了)が疑われている、現場には機器を入れ替える予算がない、という指摘も。「身代金も取れないのに、なぜ今?」と動機を不思議がるコメントもあった。

Codex CLIの常駐デーモン

SNSの反応

【事実】既定で常駐サーバーと自動更新プロセスが立ち上がる。設定で無効化できる。

SNSの反応

【反応】HN 367pt。「古い版が溜まって12GB使われていた」という被害報告。一方で「Claude Codeも同じ仕組みで、過去の版と裏のプロセスが残っている」「ブラウザも自動更新している、今は普通」という擁護も。「Codex CLIやClaude Codeの品質は、LLM主導の開発の現状をそのまま映している」という皮肉なコメントが最上位。

AIでコードは増えたがソフトは増えない

SNSの反応

【事実】コード30%増、完了する機能は横ばい、レビュー時間は49%増。

SNSの反応

【反応】HN 264pt。「仕事でも実感と一致する。ベテランほど1行ずつのレビューを手放せない」という声が最上位。「データは2026年3月まで、つまり使われたのはClaude 3.5〜Sonnet 4.5やGPT-5世代で、今の状況とは違う」という注意も。「個人用の自作ソフトは爆発的に増えた」という反論や、「PMが仕様を細かく書く体制のままでは増えない」という指摘もあった。

ARTEX・Strata毎晩

ARTEX・Strata

ARTEX・Strataウォッチ(夜) 2026-10-13

ARTEX・Strata

ARTEX

  • 韓国の金融機関への侵入で使われたAIのペネトレーションテスト(侵入テスト)ツール「ARTEX」の韓国語版リポジトリ jiwoochris/artex-ko が、10/13のコミット(c6eb0f6)で「ARTEX-global」に名前を変えました。韓国向けから、より広い利用者向けに切り替える動きとみられます。
  • 公開版を引き継いで更新しているリポジトリ RuoJi6/ARTEX も、同じ日に更新されました。
ARTEX・Strata

Strata

  • strata→signal が10/12に、ベンチマークの記事を公開しました。StrataはAIモデル「Qwen3.8-Flash-Next」を1枚のグラフィックカードとパソコンのメモリで動かすための専用エンジンです。記事は同じモデルファイルを使った場合に、Strataがllama.cppより答えの最初の言葉を早く返す理由と、その代わりに何がかかるかを測っています。たとえばRTX 5090のノートPC用カードで、12万8,037トークンの入力に対する最初の言葉まで、llama.cppでは545.1秒、Strata 0.1.25では47.6秒でした。 research.strata2signal.com
  • MacのMetalへの対応については、この日は公式の進展はありませんでした。記事でも、StrataはNVIDIAのCUDAかAMDのHIP向けで、Macは対象外とされています。

X Subscription反応毎晩

X Subscription反応

The X Subscription 反応ウォッチ 2026-10-13(初回)

  • 1. CursorのスタッフのColin氏によると、旧プランのPro+にそのまま当たる新プランはありません。新しいPremiumは旧Proにほぼ当たり、GrokでのコーディングはProの少なくとも2倍使えます。毎日エージェントを動かすならSuperが向いており、新プランへの切り替えは任意です。
  • 2. 公式の発表ではすでに契約している人が新プランに切り替えると、期間限定の割引が受けられます。割引の内容は請求の設定画面に表示されます。
  • 3. Grokの説明は一貫していて、Pro+からSuperに切り替えると6か月間は月60ドル(通常は月100ドル)、ProからPremiumは6か月間月20ドルです。PremiumはPro+の代わりにはならないとしています。
  • 4. 切り替えでつまずいた例として、支払い画面で「That Cursor account is already being merged」(そのCursorアカウントはすでに統合中)と出て進めないという報告がありました。
  • 5. 切り替えのあと、旧プランの残り期間の分を日割りで返金してもらえたという報告もありました。

Grok Bot使いこなし毎週日曜

4) Grok Bot使いこなし

Forum:Macが使用中なのに「未接続」になる件に公式回答(10/12)。電力を節約するため、Grok Botのウィンドウが約10分前面に出ていないか画面がロックされると、Macを「離席中」とみなす。その状態でスリープするとローカルのヘルパーが止まり、スケジュール実行でボットが起きても自動では再開しない。回避策は、定時処理の数分前にGrok Botのウィンドウを一瞬前面に出す(約1分で再接続)か、Tailscaleを使うこと。オフにする設定はまだない。スレッドでは「0.70.2で直ったと聞いた」という書き込みもあるが、公式の確認はまだ。

4) Grok Bot使いこなし

Forum:メールのポートがつながらない件の続報(10/12)。公式(deanrie)の説明では、今はGrok Botのコンピュータから外向きに通るのが実質HTTPS(ポート443)だけで、SMTPやIMAPはタイムアウトする。リセットや「コンピュータを更新」では直らないので、やらないように。Gmailコネクタなど、HTTPS経由でメールを扱う方法は使える。別のユーザーは、メールサーバー名が198.18.0.1に解決されるのが原因と見て、公開DNSで本当のIPを調べて接続(証明書は本来のホスト名で確認)したら直ったと報告。

4) Grok Bot使いこなし

Forum:「Something went wrong」で一言も返事が来ない件(10/12)。リセットしても新しいボットを作っても同じエラー。公式(Colin)の調べでは、原因はチームの試用枠の上限に達していたことで、それが汎用のエラー表示に化けていた。表示が分かりにくい点はチームに伝えたとのこと。同じ症状が出たら、まず利用枠を疑うとよい。

4) Grok Bot使いこなし

Forum:共有コンピュータの画面が「使用中」のまま解放されず、夜間のブラウザ作業が止まる件(10/12)。10/11〜12の夜、動いていたエージェントは1体だけなのに「すべての画面が使用中」でスクリーンショットが取れず、一晩なにもできなかった。前のスクリーンショットの確保が解放されずに残っているように見える、という報告。複数のボットで夜間にブラウザを使っている場合は注意。

4) Grok Bot使いこなし

Forum:Gmailコネクタで送ると、メール内のリンクがすべてgoogle.comのリダイレクトに書き換わる件(9/29〜、10/12に更新)。下書きでも送信でも起き、受け取った人に「このページから移動します」という警告が出る。ユーザーからは、Googleのアプリパスワードを使ってGmailへ直接送る回避策が投稿されたが、公式の修正はまだ。

今日は更新なし: 教育ニュース