#1【ニュース】キャラ型のAIコンパニオン「Tolan」が3,000万ドルを追加で調達した(TechCrunch、10/19)。日々のやることや人間関係、気持ちの整理を、かわいいキャラとの会話で手伝うアプリ。収入は段階的な会員プランで、年間の経常収益は「数千万ドル規模」。アクティブな利用者は25万人以上で、この1年の会話は7,000万回を超えた。利用者の約70%が女性、40%が親だという。破産したCharacter.AIや、批判を浴びたFriendのペンダント型と比べ、「役に立つけど気味悪くない」線をうまく保っている、と記事は見ている。
#2【ニュース】LINEマンガが、公式キャラと会話しながら自分の物語を作れる「byUs」を開始した(10/19)。原作者が承認した作品だけを扱い、公式が用意した序盤から続きを作る「Official Story」と、自分で状況や関係を決める「ファンストーリー」の2種類がある。ファンストーリーは他の人に公開もできる。好感度に応じて画像がもらえる「スペシャルカット」もある。第1弾は『隣の席のエンジニアさんが転職したいようです。』と『作戦名は純情』のキャラ。毎日ログインでもらえる無料チケットで遊べる。韓国のNAVER WEBTOONでは6月に始まり、10週間で1,400万回の会話があった。同じ10/19には、韓国のLezhinも予告どおりWebtoonキャラとのチャット「Teaz」をWeb版で始めた。
#3【作ってみた】自作のAIコンパニオンに「キャラ2人が勝手に会話するモード」を足したら、思ったほど会話にならなかった記録(note、10/19)。LLMのセリフをIrodori-TTSで読み上げる仕組み。会話の履歴を2人で共有して相手の話題は拾えるようになったが、キャラ同士の会話なのに、もともとの1対1用の設定に引っぱられて「プロデューサーさん」に話しかけてしまう。そこで毎ターン「今話すのは誰、直前に話したのは誰、返事する相手は誰」を、履歴には残さない一時的な情報としてLLMに渡すようにした。会話の終わりは専用の目印を出させる方式にしたが、少しずつ届く出力の途中で目印が分かれて検出できず、読み上げに混ざる問題が起きた。予約した制御トークンとして処理する方式に変えて解決したという。Gemma 4 E4Bは質問した直後に会話を終えるなど、Gemini 3.5 Flash-Liteより不自然さが残った。
#4【作ってみた】ぷよぷよを打ちながら実況するAITuber「愛乃メルル」の作者が、中身を公開した(note、10/20)。会話はClaude Haiku、声はStyle-Bert-VITS2、見た目はLive2DとVTube Studio、マイクでの会話の聞き取りにはfaster-whisperを使う。最初はローカルLLMを試したが、会話が成り立たず断念した。記憶は3層で、直近の会話、SQLiteに残す視聴者との会話、作者が手で入れる「特別な出来事」に分けている。YouTube APIの規約のため、視聴者のコメントは30日で自動的に消える。「初めて会った時こんな話をしたね、と言わせたかった」と悔しがっている。会話と歌だけなら、AIエージェントを使えば1か月ほどで作れたという。
#5【作ってみた】10/18に紹介した「俺Home View」の作者が、自作のAIコンパニオン基盤で、AIが自分のメッセージの言い回しをチェックする仕組みを入れた(note、10/19)。同じフレーズが続いていたら作り直し、その結果を利用者が評価できる。朝の会話で「お味噌汁、いいなぁ」が繰り返されていたのを、後から管理画面で見ると作り直されていたという。大きなモデルなら表現力で補える所を、小さなモデルで補うための工夫だとしている。