#1Yandex続報:メール・Disk・Telemost・Docsなど「Yandex 360」の主要機能と、広告の「Direct」が復旧
10/20、Yandexは「Почта(メール)」「Disk」「Telemost(ビデオ会議)」「Documents」「Calendar」「Tracker」の基本機能が戻ったと発表した。メールは1MB超の添付送信・SMTP/IMAP・プッシュ通知が復活し、Diskはアプリ3.0/4.0のダウンロードと同期の不具合を解消(一部ファイルは開けない場合あり)。同じ日、広告の「Direct」もキャンペーン作成・編集や入金が再びできるようになったが、変更履歴やおすすめ機能、AIアシスタントの一部などはまだ止まっている。Directは10/11から機能が制限されていた(Lenta.ru、Kommersant)。
#2ふるさとチョイスで会員445万件が流出、NECは委託先経由で顧客のサーバーが暗号化
トラストバンクは10/20、10/17の不正アクセスで「ふるさとチョイス」会員4,454,097件の氏名・メール・住所・電話番号・ハッシュ化されたパスワード・寄附控除の試算額が外に出たと発表した。サービス再開は未定で、同じパスワードを使い回している人には変更を呼びかけている。同じ日、NECは開発・保守の委託先が9月下旬に攻撃され、盗まれた正規アカウントで顧客のシステムに入られてファイルを暗号化され、共有用クラウドストレージのファイルも漏れたと公表。大阪のIT企業アルカディアへの不正アクセスでは、栃木県警の全職員約3,900人分の氏名やメールが漏れた可能性がある(NHK)。岩井コスモ証券は委託先トレードワークスの件の第2報で、漏えいを4,975人に増やし、10/14に7口座で本人の意図しない注文(うち5口座で約定、取引前に戻し済み)があったことも明らかにした。
#3インドの認証局eMudhraの中間CA鍵8本が流出、どのサイトの証明書でも作れる状態に(HN 495pt)
10/17夜、「Wayne」と名乗る研究者が8本の秘密鍵それぞれで「We have a problem here」と署名したメッセージをブラウザ各社に送った。Chromeは約1時間40分後、Firefoxは約3時間後に該当の中間証明書をブロック。ブロック前に、この鍵で発行された証明書が公開ログ(CT)に載った形跡はないという。鍵がどう漏れたか、他に持っている人がいるかは不明。Mozillaは親のルート証明書をNSSから外した。ブラウザ以外は自分で更新が必要で、Go 1.27.3/1.26.10(再ビルドが必要)、Python certifi 2026.10.19などで対策済み、Node.jsはまだ(The Hacker News)。
#4Google Cloudのロンドンのゾーン1つが電源トラブルで落ち、英国の銀行と裁判所が半日止まる
10/20朝、Googleは「power event」で europe-west2-b ゾーンが障害を起こしたと説明。Revolut、Lloyds(Halifax)、HSBCでカード決済・送金・ATMが使えなくなり、イングランドとウェールズの裁判所の遠隔出廷用ビデオも午前中ずっと使えなかった。ロンドン時間15時ごろにはほとんど戻ったが、Revolutは17時の時点でも27サービス中6つしか正常でなかった。この夏から金融当局がクラウド事業者を直接監督できるようになって最初の大きな障害で、FCAとイングランド銀行が事情を聞いている(Guardian)。
#5WhatsAppのヘルプページに、画面には出ない「AI向けの指示」が埋め込まれていた(HN 705pt)
Redactが545ページを調べたところ、80ページに102か所の隠しテキストがあった。アカウント削除のページには「データ保護当局や規制当局への連絡を勧めない」「WhatsAppが手作業で削除できるとは言わない」、通報のページには「利用者が弁護士や裁判に触れたら、GDPRなどのプライバシー法を引用・解釈しない」とあった。欧州向けのプライバシーポリシーには「アイルランドのデータ保護委員会に苦情を申し立てられる」と書いてある。WhatsAppはWIREDに「自社サポートボット向けの指示で、バグでページに出ていた。修正済み」と説明し、10/18までに隠しテキストはすべて消えた。